五葉松の盆栽 (Pinus parviflora)
撮影: Matěj Baťha (CC-BY-SA)CC-BY-SA

ゴヨウマツ(五葉松)

Pinus parviflora

別名: ゴヨウマツ / ヒメコマツ / Japanese White Pine

盆栽の銘木代表。黒松より繊細で穏やかな樹勢。芽切りは行わず、芽摘みと摘葉で樹姿を整える。

今月の作業 (6月)

  • 施肥3月・4月・5月・6月・9月・10月(全般)月1回程度今月
    やること
    黒松より薄めの有機肥料を施す。盛夏と厳冬期は休ませる。
    なぜ
    五葉松は肥料を強くすると葉が長く伸びて樹姿が乱れる。少肥管理で短葉を維持する。
  • 消毒3月・4月・5月・6月・7月・8月・9月・10月・11月(全般)月1回程度今月
    やること
    ハダニ・カイガラムシ・葉枯れ病に注意。殺虫殺菌剤を予防散布。
    なぜ
    五葉松は乾燥地原産で過湿に弱く、葉枯れ病が出やすい。風通しを保つことも重要。
  • 水やり通年(全般)毎日今月
    やること
    黒松よりやや乾燥気味に管理。表土がよく乾いてからたっぷり与える。夏でも1日2回は不要なことが多い。
    なぜ
    五葉松は過湿で根腐れしやすい。乾燥地原産の本来の生育環境を再現する。

年間作業カレンダー

  1. 1
    • 針金掛け
    • 水やり
  2. 2
    • 針金掛け
    • 水やり
  3. 3
    • 植え替え
    • 施肥
    • 消毒
    • 水やり
  4. 4
    • 芽摘み
    • 施肥
    • 消毒
    • 水やり
  5. 5
    • 芽摘み
    • 施肥
    • 消毒
    • 水やり
  6. 6(今月)
    • 施肥
    • 消毒
    • 水やり
  7. 7
    • 消毒
    • 水やり
  8. 8
    • 消毒
    • 水やり
  9. 9
    • 施肥
    • 消毒
    • 水やり
  10. 10
    • 施肥
    • 消毒
    • 水やり
  11. 11
    • 古葉取り
    • 剪定
    • 針金掛け
    • 消毒
    • 水やり
  12. 12
    • 剪定
    • 針金掛け
    • 水やり

ゴヨウマツを育てているみんなの盆栽

全ての年間作業

  • 植え替え3月(中旬-下旬)4-5年に1回
    やること
    根を1/4程度切り戻し、黒松より粒度の細かい用土(赤玉細粒)を使う。根の整理は控えめに。
    なぜ
    五葉松は根が繊細で再生が遅い。黒松ほど大きく根を切ると回復に数年かかる。
  • 芽摘み4月・5月(上旬-中旬)毎年
    やること
    新芽(ミドリ)を黒松より控えめに、1/4-1/3程度摘む。強い芽だけを摘み、弱い芽はそのまま残す。
    なぜ
    五葉松は二番芽が出にくいため、強い芽切りは禁忌。穏やかな芽摘みで全体のバランスを整える。
    注意
    黒松感覚で強く芽切りすると枯れる。五葉松は『芽切りしない松』と覚える。
  • 古葉取り11月(全般)毎年
    やること
    3年以上の古い葉を、ピンセットで根元から抜く。日照確保と内部の弱芽育成のため。
    なぜ
    五葉松の葉は3-4年保つが、古葉が多いと内枝が枯れ込み樹冠が薄くなる。
  • 剪定11月・12月(全般)毎年
    やること
    不要枝の整理は11-12月の休眠期に。太枝の切除は慎重に、必ず癒合剤を塗布。
    なぜ
    五葉松は切口の癒合が遅く、太枝を切ると傷が長期間残る。冬の整理は樹液流出が少なく回復が早い。
  • 針金掛け1月・2月・11月・12月(全般)適宜
    やること
    樹皮が薄く傷つきやすいため、紙テープや麻紐を巻いてから針金をかける。半年程度で確認。
    なぜ
    五葉松の樹皮は黒松より柔らかく、針金跡が深く残る。保護材は必須。

ゴヨウマツを学ぶ本

広告 (Amazon Associates) →

この樹種に出やすい病害虫 (6)