芽摘み5月・6月・7月・8月(全般)通年今月

ハイビャクシン(這柏槇)
Juniperus chinensis var. procumbens
別名: 這真柏 / Creeping Juniper / ソナレ
真柏の匍匐性変種で、横に這うように枝を伸ばす特性を持つ。懸崖や岩付き、文人木などの個性的な樹形に向き、ミニ盆栽の素材として古典的に愛される。
今月の作業 (6月)
- やること
- 伸びた枝先を指でつまみ取り、密な葉性を維持する。鋏で切ると切り口が茶色く変色するため指を使う。
- なぜ
- 真柏類は鋏切りで葉が傷つき変色しやすい。指摘みで自然な樹勢を保つ。
年間作業カレンダー
- 1月特になし
- 2月特になし
- 3月
- 植え替え
- ジン・シャリ手入れ
- 4月
- 植え替え
- ジン・シャリ手入れ
- 施肥
- 5月
- 芽摘み
- 施肥
- 6月(今月)
- 芽摘み
- 7月
- 芽摘み
- 8月
- 芽摘み
- 9月
- 施肥
- 10月
- ジン・シャリ手入れ
- 施肥
- 11月
- ジン・シャリ手入れ
- 12月特になし
ハイビャクシンを育てているみんなの盆栽
全ての年間作業
- 植え替え3月・4月(上中旬)3-5年に一度
- やること
- 芽出し前後に植え替え。根を強く切らず、排水性の高い用土へ。
- なぜ
- 真柏系は根の再生が遅く、ハードな根切りは樹勢を一気に落とす。
- ジン・シャリ手入れ3月・4月・10月・11月(全般)適宜
- やること
- 枯れ枝・幹を白く彫刻して景観を作る。石灰硫黄合剤で漂白・保存処理。
- なぜ
- 真柏は古色がジン(神)・シャリ(舎利)として鑑賞対象になる。
- 施肥4月・5月・9月・10月(全般)毎年
- やること
- 春と秋に固形油かす。盛夏・厳冬は控える。
- なぜ
- 真柏類は肥料食いではないため、控えめな施肥が安全。
ハイビャクシンを学ぶ本
広告 (Amazon Associates) →この樹種に出やすい病害虫 (6)
- 害虫high
カイガラムシ
幹・枝に白〜茶の貝殻状の付着物。樹液を吸い、放置で枝が枯死する。とくに梅・松で被害大。
- 害虫medium
ハダニ
葉が点状にカスれて色が抜け、樹全体が銀緑色に。葉裏に微小な赤い虫。乾燥期に大発生。
- 害虫high
マツカレハ
松の針葉を一晩で食い尽くす大型毛虫 (5-7cm)。樹冠全体が一気に丸坊主に。
- 害虫high
コガネムシ幼虫
樹勢が突然弱り、葉色が薄くなる。鉢を返すと白い C 字形幼虫が根を食害。
- 病害medium
赤星病
葉表に橙赤色の斑点、葉裏に毛羽状の胞子塊。真柏と Malus 系で交互寄生する宿主交代型。
- 病害high
葉枯れ病
松の針葉先端から褐変が進み、やがて葉全体が枯死。葉柄基部に黒い小点 (胞子塊) ができる。


