花殻摘み5月・6月(全般)毎年今月

サツキ(皐月)
Rhododendron indicum
別名: さつき / 皐月 / Satsuki Azalea
5-6月の花が主役。花後すぐの剪定と植え替えが要点。鹿沼土主体の酸性用土を好む。品種は1,500種以上。
今月の作業 (6月)
- やること
- 花が終わったら、花がら(花柄)ごと指で摘み取る。種ができる前に行う。
- なぜ
- 種を結ばせると樹勢が消耗し、来年の花付きが悪くなる。花後すぐの処理で樹の体力を温存する。
- 剪定6月(中旬)毎年今月
- やること
- 花後すぐに強剪定。樹冠から飛び出した枝を整理し、樹姿を整える。
- なぜ
- さつきは7-8月に来年の花芽を形成する。花芽分化前に剪定を完了させないと、来年花が咲かない。
- 注意
- 7月以降の剪定は来年の花芽を切り落とす。剪定は『6月中旬まで』が鉄則。
- 植え替え5月・6月(下旬-上旬)2-3年に1回今月
- やること
- 花後すぐに行う。根を1/3切り戻し、鹿沼土主体(鹿沼7・赤玉3 等)の酸性用土に植え替える。
- なぜ
- さつきは酸性土を好み、アルカリ性に傾くと葉が黄変する。鹿沼土は時間とともに崩れるため2-3年で更新が必要。
- 消毒4月・5月・6月・7月・8月・9月・10月(全般)月1-2回今月
- やること
- グンバイムシ・ハダニ・葉斑病に注意。特にグンバイムシは葉裏に発生し樹勢を著しく落とす。
- なぜ
- さつきはグンバイムシの被害が深刻で、放置すると葉が白くなり光合成できなくなる。葉裏を毎月チェック。
- 水やり通年(全般)毎日今月
- やること
- 鹿沼土は乾燥が早いため、夏は1日2回、開花期は花を傷めないよう株元から与える。
- なぜ
- 鹿沼土主体の用土は黒土より乾きやすい。水切れは蕾の落下・花持ち悪化に直結する。
- 取木5月・6月(全般)適宜今月
- やること
- 環状剥皮 + 水苔で発根。さつきは発根力が強く、太枝でも取木可能。
- なぜ
- 古木の樹形が悪い場合、取木で良い部分だけを独立株にして仕立て直せる。
年間作業カレンダー
- 1月
- 水やり
- 2月
- 水やり
- 3月
- 水やり
- 4月
- 芽摘み
- 施肥
- 消毒
- 水やり
- 5月
- 花殻摘み
- 植え替え
- 施肥
- 消毒
- 水やり
- 取木
- 6月(今月)
- 花殻摘み
- 剪定
- 植え替え
- 消毒
- 水やり
- 取木
- 7月
- 消毒
- 水やり
- 8月
- 消毒
- 水やり
- 9月
- 針金掛け
- 施肥
- 消毒
- 水やり
- 10月
- 針金掛け
- 施肥
- 消毒
- 水やり
- 11月
- 針金掛け
- 水やり
- 12月
- 水やり
サツキを育てているみんなの盆栽
全ての年間作業
- 芽摘み4月(全般)毎年
- やること
- 蕾が確認できたら、密集している部分の蕾を間引く。1枝に1-2輪程度に絞る。
- なぜ
- 蕾が多すぎると花が小さくなり樹勢も落ちる。間引いた方が一輪一輪が見栄え良く咲く。
- 針金掛け9月・10月・11月(全般)適宜
- やること
- 花芽分化後、樹液流動が落ち着いた時期にかける。半年程度で外す。
- なぜ
- さつきの樹皮は薄く食い込みやすい。花芽形成期と重ならない秋が最適。
- 施肥4月・5月・9月・10月(全般)月1-2回
- やること
- 酸性肥料(さつき専用肥料)または油粕を薄めに。花後の追肥と秋の元肥が重要。
- なぜ
- さつきは肥料切れすると花付きが悪くなる。花後はすぐに体力回復させる必要がある。
- 注意
- アルカリ性肥料(草木灰等)は厳禁。葉が黄変する。
サツキを学ぶ本
広告 (Amazon Associates) →この樹種に出やすい病害虫 (7)
- 害虫medium
アブラムシ
新芽・葉裏・新梢に群生して樹液を吸う。葉が萎縮・変形し、排泄物 (甘露) ですす病を併発することがある。
- 害虫high
カイガラムシ
幹・枝に白〜茶の貝殻状の付着物。樹液を吸い、放置で枝が枯死する。とくに梅・松で被害大。
- 害虫high
グンバイムシ
さつき特有。葉表が点状に白化、葉裏に黒い排泄物が点々と付く。放置で葉が落ち花付き極端に悪化。
- 害虫high
コガネムシ幼虫
樹勢が突然弱り、葉色が薄くなる。鉢を返すと白い C 字形幼虫が根を食害。
- 病害medium
うどんこ病
葉表に白い粉を吹いたような斑点が現れ、徐々に葉全体に広がる。光合成阻害で樹勢低下。
- 病害low
葉斑病
葉に円形〜不整形の褐色斑点が現れ、周囲が黄変。重症化で落葉。
- 病害low
すす病
葉や枝が黒いすす状の菌で覆われる。光合成阻害で樹勢低下。


