施肥4月・5月・6月・9月・10月(全般)毎年今月

ウメモドキ(梅もどき)
Ilex serrata
別名: 梅擬 / Japanese Winterberry
モチノキ科の落葉樹で、葉が落ちた晩秋〜初冬に枝いっぱいに残る鮮やかな赤い実が見せ場。雌雄異株のため結実には雄株が近くにあると確実。冬の落葉景と赤実のコントラストが盆栽の実物代表種として古くから愛される。
今月の作業 (6月)
- やること
- 春から初夏、秋に固形油かす。リン酸を含む肥料も併用すると実付きが向上。
- なぜ
- 実をしっかり付けるため肥料消費が大きい。
- 受粉5月・6月(全般)毎年今月
- やること
- 雌雄異株のため、結実には雄株が近くに必要。雄木と雌木を並べる or 雄株の花粉を筆で運ぶ。
- なぜ
- 雌木だけでは結実しない。盆栽園で「雌雄セット」が販売される所以。
- 消毒5月・6月・7月(全般)毎年今月
- やること
- うどんこ病・カイガラムシの予防散布。
- なぜ
- 葉が密集する樹なので、通風不足で病害虫が広がりやすい。
年間作業カレンダー
- 1月
- 剪定
- 2月
- 剪定
- 3月
- 植え替え
- 剪定
- 4月
- 施肥
- 5月
- 施肥
- 受粉
- 消毒
- 6月(今月)
- 施肥
- 受粉
- 消毒
- 7月
- 消毒
- 8月特になし
- 9月
- 施肥
- 10月
- 施肥
- 11月
- 剪定
- 12月
- 剪定
ウメモドキを育てているみんなの盆栽
全ての年間作業
- 植え替え3月(全般)2-3年に一度
- やること
- 芽出し前の休眠期に植え替え。古根を 1/3 ほど整理。
- なぜ
- ウメモドキは活動開始前の作業で根の回復が早く、実付きにも好影響。
- 剪定1月・2月・3月・11月・12月(全般)毎年
- やること
- 落葉後と早春に剪定。花芽 (=実になる) は前年枝の短枝に付くので、徒長枝のみ整理する。
- なぜ
- 花芽の場所を見極めて剪定しないと、翌年の実が大幅に減る。
ウメモドキを学ぶ本
広告 (Amazon Associates) →この樹種に出やすい病害虫 (9)
- 害虫medium
アブラムシ
新芽・葉裏・新梢に群生して樹液を吸う。葉が萎縮・変形し、排泄物 (甘露) ですす病を併発することがある。
- 害虫high
カイガラムシ
幹・枝に白〜茶の貝殻状の付着物。樹液を吸い、放置で枝が枯死する。とくに梅・松で被害大。
- 害虫medium
ハダニ
葉が点状にカスれて色が抜け、樹全体が銀緑色に。葉裏に微小な赤い虫。乾燥期に大発生。
- 害虫high
コガネムシ幼虫
樹勢が突然弱り、葉色が薄くなる。鉢を返すと白い C 字形幼虫が根を食害。
- 病害medium
うどんこ病
葉表に白い粉を吹いたような斑点が現れ、徐々に葉全体に広がる。光合成阻害で樹勢低下。
- 病害medium
赤星病
葉表に橙赤色の斑点、葉裏に毛羽状の胞子塊。真柏と Malus 系で交互寄生する宿主交代型。
- 病害low
葉斑病
葉に円形〜不整形の褐色斑点が現れ、周囲が黄変。重症化で落葉。
- 病害low
すす病
葉や枝が黒いすす状の菌で覆われる。光合成阻害で樹勢低下。
- 病害high
火傷病
新芽・花が黒褐変し、枝先から急速に枯れ込む。焼けたような見た目。日本未報告だが世界的に深刻な細菌病。


